わざわざ残す必要もないことを整理とか気にせずに吐き出していく。そんな空間。

俺がこの先生きのこるには… 第三回関西アンカンファレンスB室

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 というわけで,第三回関西アンカンファレンスに参加して来ました。発表とかは初めてで,どうしようかといろいろ迷った挙句このようなネタ出しに。内容的にもちょっと浮いててどーなるかドキドキでしたが予想以上に好評(と思いたい!!)で非常に良かったです。

 とりあえずレポですが,懇親会で久しぶりに飲んでしまったせいか記憶が一部あやふやです。その辺りも込みで読んでいただけると幸い。修正要望とかはコメントもしくはtwitterにて。

俺がこの先生きのこるには…?

 最初に考えてたのはちょっとお固い系のネタ。んでもなんでもアリ系勉強会だし,それもちょっとどうだろうと。色んな人が来てるみたいだし話を聞きたいなぁって事で討論会もアリかなぁと思い始めた。

 そこで思いついたのが「俺がこの先生きのこるには」。内容的には『xx ways to stay creative』 的なかる~いライフハック集めをイメージ。討論タイトルは第二回のアンカンファ一発目「PHPがこの先生きのこるための何か」に習って。だけどまぁタイトルが地味に重すぎたのか、結構ヘビーで身の詰まったお話になりましたよ。

 あ、ちなみに2枠占領です。ひゃほーーい!!

theme1: 尖った方向に進むか、マルチタレントか?

 40分の長丁場なので長期戦です。まずはじめに上がったのが「尖った方向に進むか、マルチタレントに生きるか?」という話。エンジニアとしての伸ばし方という話だったと思う。

 個人的にはエンジニアとしてはマルチタレントに生きて行きたいって思ってたけど、やっぱりそうでない人も多いみたいで。そのへんからもう一括りにして話すのは難しいのかなぁと思った。トークテーマそのものに暗雲が立ち込める…

 どっちを目指すかで,何をやるべきかも変わってくるし…という話が進んでいく。それぞれ思い思いの目指す先、とか自分はどうありたいか、とか。でも、思えば話の方向性とかはココの段階で結構決まってたのかなぁ、と。

theme2: 30代と40代の壁

 30代には尊敬出来る人とか結構多いけど40代にはあんまりいないよね(多少乱暴に要約)、みたいな話が出てくる。目標設定とかの絡みで。

 Webの業界で考えると、40代はそもそも母数が少なくね?みたいな話も出る一方で、やっぱり体力的な問題は辛いよね…という悲しい声も。特に多かったのが徹夜の話。そうか…やっぱりいつまでも徹夜できるわけじゃないんだなぁ…としみじみ思いながらも、「徹夜できない」がネックになるってのも怖い業界だなぁと。

 ただ「定年説」は間違い、という事をばっちり言い切ってもらったのは嬉しかった。やっぱり経験がものをいう世界。記憶力はツールで補助すればいいし、モチベーションは衰えない、と。あとやっぱり体力的に「徹夜できない」のがネックになるのは働き方そのものがおかしい、というツッコミも。

theme3: エンジニアリング or マネジメント

 このへんから出てくるのは「エンジニアリング」と「マネジメント」の話。やっぱりこれは避けられない。

  • エンジニアリング同様に、マネジメントにもその面白さ,魅力ってのがある。
  • 好みとか適合性の問題 ? どっちがいいとか言うわけでもない
  • ある程度の規模になってくるとマネジメントする人間が絶対に必要になる。それは避けられない。

とかまぁこの辺の話が出てきて。

 自分なんかは若いもんだからなんとかこの辺のトレードオフの向こう側を目指しちゃおうと思うんだけど、やっぱりこの辺は避けられないのか。「規模感」ってのは重要なキーワードになりそうだと思った。

theme4: 個人としてどう生きるか。

 このへんで重要な一言「まぁコンピュータなくなったら生きれないよねぇ」と。一見、「何をそんな馬鹿な…」みたいに思っちゃいがちだけど、この視点は結構大きかった。パラダイムが変わっても生きれる何か、っていうのはやっぱり大事かも、と。それはパラダイムが変わったとして変わらなかったとしても。フリーの人間ならなおさら、

 「エンジニア × ○○」

が必要になるんじゃないかって話。結局技術だけで仕事を取ってくるのって結構難しい。お客さんは技術なんてほとんど分かんないんだしさ。なら仕事につながるのは○○の部分なんじゃなかろうかって。英語とかと同じで,じゃあ技術を使って何ができるか、って所がポイントだろ、って話に。

 印象とかって大事だよね、みたいなエピーソードが何件か続き、タイムアップ。40分はえぇ!!

感想/反省

 えっと、実際何の用意もなく,「みなさんのお話聞かせて会」的な無責任な形での枠取りに参加いただき、その上中身の詰まった議論に盛り上げてくださった皆さんにはホントに感謝です!!

 というか今回のはホントに無責任過ぎたんで、次からはもう少しちゃんと考えます。せめてもう少し喋りやすい、方向性のしっかりした議論テーマを。あ、でも個人的は議論ってのは結構良かったなぁと。喋りたいこともあるけどやっぱりフィードバックがほしいです。スライド作って話す、だけじゃなくて,議論してそのスライド昇華させる、位の方が勉強会らしくて素敵かと。

 タイトル・テーマは「俺たちが」とか「エンジニアが」とかにしようか、微妙に迷ったりもしたけどやっぱり「俺が」で良かったと思う。「啓蒙臭い話」じゃなくて,現場で生きてる人達の生々しい身の上話が色々聞けて、本当に充実した内容になったと思う。

 まとめ方、とか全然考えてなかったからこんな感じのレポになってしまって…正直、出てきたアイデア箇条書きにしてリスト形式でUPしたらレポ完了!!とか、始まる前はそんな風に思ってましたw 大分主観的な部分とか端折っちゃった部分もあると思うんで,出席者の方からのレポとかアレば,是非是非そちらもブログにしてもらえると嬉しいです。あーこういう見方もあったのかぁとかね。

 まぁ細かい事は参加してからのお楽しみ!!って事で(逃げ)。次もあるみたいなので楽しみにしてます。今度は設営とか何か手伝えたらいいなぁ、と。

討論会自体の是非についてはこちらにて

個人的な参加レポはこちらにて分割しときました。